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2015年1月30日 (金)

吉野弘さんの詩

私も好きな詩人の吉野弘さんがテレビで取り上げられていました。

NHK クローズアップ現代
“いまを生きる”言葉
~詩人・吉野弘の世界~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3606_1.html

『祝婚歌を私も友人の結婚式のスピーチに読みます。いい詩です。

高校の現代文の先生が、最後の授業で贈る言葉として、読んでくれて以来胸に残る詩のひとつです。


『 祝 婚 歌 』しゅくこんか 吉野 弘

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい


完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい

テレビで、吉野さんが詩人を目指した初期に書かれた詩が紹介されました。

心に響きました。吉野弘さんの詩を改めて読み直したいと思っています。

“人間は、その不完全を許容しつつ、愛し合うことです。
不完全であるが故に退け合うのではなく、人間同士が助け合うのです。
他人の行為を軽々しく批判せぬことです。
自分の好悪の感情で、人を批判せぬことです。
善悪のいずれか一方に、その人を押し込めないことです。”

明日は、作品の搬入です。
久しぶりの個展です。嬉しいです。
展示は、いよいよ明後日からはじまります。
どうぞよろしくお願いします。

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